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著者 オルフェウス氏は語る


 今こそ保革の政治独占・保革アベック支配体制に憤りを抱く人々は全国各地で立ち上がる好機だ。ロッキード・スキャンダルで混乱する保守、検察の応援しかできぬ革新、この事件は保革両者の危機であり、支配体制に反抗する第三勢力が登場しうる状況の開始と言える。選挙を保革の「みそぎ」の場にさせない為には、保革に対決する、無名の若い人々が政治に登場することが必要である。
 この本は、私を支持する無名の革命的労働者諸君の無償労働によって創り出されたものである。もし、この本が日本を何らかの形でかえることに資するとすれば、それは、この諸君たちの栄光である。
 その諸君たちとはY.I.O.H.A.S.M.Tらの人々である。
1976年8月20日 S.オルフェウス

日本全土に<第三勢力>候補を乱立せよ。

 いわゆる「戸村選挙」では、その行動マニュアルとして1950年代に日共が作った「操典」をほとんどそのまま使用していたという話を聞いて驚いた。
 組織がその「操典」を、全く思想も目的もちがう組織のものを使うという奇怪なる発想を私は理解できない。「組織」とは目的集団の動態法であり、その「操典」は、目的に対する突進のしかたを書いたものだ。この点から見ても、彼らは選挙組織と運動体を混同していたとしか考えようがないように思う。
 この本は、<第三勢力>が既成大政党をおしのけて登場するためだけの「単用操典」として書かれている。つまり彼らが<保革>にしいたげられたアウトローであるかぎり、革命派も民族派もファシストも弱者プロレタリア群も地方住民・農民達も位相としての<第三勢力>となり得る。だから、何者ともしれぬ彼らや君の武器であるこの本は大変おそろしいものだ。

「遠方から」松本礼二氏 談


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